ファシアとは、体にある膜の事です。体の膜は、ほぼ全身にあり、最近よく耳にする筋膜は、筋肉を包んでいる膜の事を指します。ファシアは筋膜だけではなく、皮膚と皮下脂肪の間等にも存在します。体のファシアが癒着して、お互いの膜同士が滑らなくなると、組織が硬くなったり、関節の動きを制限したり、痛みを引き起こしたりします。また、神経が他の膜と癒着するとそこで痛みを引き起こす原因となります。これら癒着を剥がす方法をリリースと表現します。リリースは、主に親指と人差し指の先端で癒着を剥がしていきます。浅い皮膚と皮下脂肪とのリリースは、少しつんとするような痛みが感じられ、3秒くらいで痛みが消えます。他の部位の癒着も同様に3秒くらいで痛みが消えますが、癒着が強い場合は少し時間がかかります。リリースを行っているときの痛みは、どんなに強くても顔をしかめる程度の痛みでそれ以上強くすることはありません。癒着が激しくない部位は、心地よい程度の痛みが感じられます。
最近、筋膜リリースという行為が広まっていますが、これはボールや筒状の道具を利用して、痛い部位にあてて転がしたり圧迫をしたりする行為です。この方法では、膜同士や神経の癒着は絶対に剥がれませんし、まじめにやればやるほど組織を壊して癒着を作る可能性があります。すでにこの行為後の後遺症で困っている方が増加しています。 ファシアケアは、また、体の歪みの原因である組織の癒着に対しても対応することが可能です。実際にファシアケアを体験された方の感想は、ほとんど痛みがなく、何をやっているのかわからないうちに触られた部位が楽になったり、柔らかくなったりするのですごく不思議な感じがするとおっしゃっています。
からだの歪み(アライメント)の原因をファシアケアで解消して、その状態を維持するためには筋肉の働きが必要です。歪みがない良い状態を保つための運動指導を行います。
ここでの「はり」は、痛みの原因となる場所を探して、その部分の緊張部位等に鍼をし、動きの調整を行います。また、刺さない鍼(擦過鍼)もあります。これは心地よい刺激で、肩こり、浮腫、ストレスの緩和などに対して効果があります。
リンパセラピーに使用するミネラルミストとジェルは、遠赤外線、マイナスイオン効果がある天然の鉱石、植物の抽出成分が含まれています。
超音波療法は、肉離れや関節の捻挫後に使用されます。低出力超音波療法は、疲労骨折、成長期の骨軟骨損傷に使用されます。