膝蓋腱を利用したACL再建術後の脂肪体拘縮

日曜日の午前中にACL再建術後の脂肪体拘縮のサッカー選手のケアをからだ再生堂(鍼灸院)で行いました。脂肪体拘縮のため、屈曲制限がある状況でした。顕著な伸展制限は生じていませんが、膝蓋骨低位でセッティング時に十分な膝蓋骨の上方移動が認められていない状況でした。行ったケアは、膝蓋腱周囲の浅層ファシア、膝蓋下脂肪体のリリース、膝蓋腱と脂肪体のリリースを実施しました。問題はなぜこのような状況が生じてしましったのか、もっと言うと術後に脂肪体拘縮をなることを予測して、術前にできるだけ危険因子を取り除けるかが重要であると思っています。この選手は、年齢が30代女性のサッカー選手で若いころから競技を続けていました。これは、あくまで予測ですが、女性で若いころから急激な方向転換、ストップ動作を繰り返している方は、慢性的な脂肪体炎を生じている可能性が高いと思っています。そのような状況で大きな膝の外傷を生じると、脂肪体も炎症を起こして、なかなか可動域が回復しない状況になります。その状況下で鏡視下の手術を施行するとさらに脂肪体の炎症が強まり、重度の脂肪体拘縮を作ると考えています。上記の選手は、このような状況が重なり脂肪体拘縮を作ってしまったと考えていますが、今は地道にこの拘縮を改善していくしかないと思っています。

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