ACL再建と半月板縫合術後約7か月間膝が伸びない曲がらない選手の対応

今日は前十字靭帯再建術と半月板縫合術を施行して、約7か月経過するも、膝が伸びない曲がらない状態で困り果てている選手の状態を紹介いたします。この選手の対応は、からだ再生堂(鍼灸院)では4回目になります。約半年間、リハビリ通院していましたが、その間膝の可動域は全く変化がなく、可動域が改善しないため、筋力も衰えて、最初に見たときは伸展-25度、屈曲90度くらいで階段を手術した脚で支持して、降りることができませんでした。いわゆる術後の膝蓋下脂肪体拘縮でさらに膝蓋上嚢に腫れを作っていました。初回は丁寧に脂肪体をファシアケアして、ケア後伸展は-10度に改善し、膝蓋上嚢の腫れも減少しました。途中この選手の主治医が2回目の手術鏡視下で癒着を剥がす手術を施行したようです。その後の経過は少し膝の伸展可動域は改善したようですが、大きな変化はありませんでした。昨日来店されたときの膝の伸展は、-15度くらいでした。毎日病院に通院してリハビリを実施して、実施直後は-5度くらいまで改善しますが、朝になればまた元の可動域に戻っているようです。この状況から、かなり脂肪体が硬化して、関節の内部に入り込み、膝を伸展したときに、挟み込まれ、それ以上伸展できないようになっていると推察しました。内側と外側の関節裂隙から脂肪体の端をとらえて、大腿骨の方(術後のポータル痕)に向かっていくと、強烈な滑走限界と木の幹のような瘢痕が存在し、これをできる限りリリースしました。また、脂肪体が関節の中から前面に出てくることを期待して滑走限界のところ指を止めて、膝の伸展をゆっくりと行ってもらいました。どのくらい脂肪体をかき出させたかわかりませんが、直後のendfeelは挟まり感が減少したと感じました。粘り強くケアして、様子を見ていきたいと思います。

関連記事

PAGE TOP