ウエイトトレーニングスクワットの際に股関節前面に痛みが生じてトレーニングができないアルペンスキー選手

からだ再生堂(鍼灸院)では、今回日常生活では、まったく痛みがないのにウエイトスクワット時に股関節前面に痛みが生じてトレーニングが継続できないアルペンスキー選手を紹介します。3週間前からスクワットの際に股関節前面が痛くなり、スクワットをそれ以来中止していました。特に股関節痛めたエピソードはないとおっしゃっていました。股関節を深く曲げると外側に逃げながら曲がるため、まず後ろに問題があると予測しました。後ろ側をファシアケアして股関節を曲げると可動域は増大したのですが、前面の痛みは全く変わりませんでした。股関節の運動を変えても痛みが取れないことから、股関節前面に結果因子としての滑走不全や癒着があると予測しました。本人が訴える部位の近くを精密に触診して、主訴と一致する部位を見つけました。腸骨筋の内側部から腸骨関節包筋の深層に入り、脂肪体との間に主訴と医位置する滑走不全の部位を見つけました。それを完全にリリースした後、最終可動域での股関節前面の痛みは全くなくなり、20㎏のバーを担いでのスクワットでも痛みは全くなくなりました。この時気が付いたのですが、本人のスクワットのやり方がつま先外向き、股関節外旋位で深めに行っていました。この選手の最初の股関節の状況は、股関節後面の滑走不全があり、股関節前面が臼蓋の求心位よりも前面に位置したまま、外旋位で屈曲することにより、腸骨関節包筋およびその周囲の脂肪体にストレスを与えていたと推測しました。その状況で重量を増加して、深めのスクワットを繰り返し行えば、股関節前面の組織にストレスを与えて炎症を起こす可能性は容易に想像できます。この選手には、つま先をまっすぐにして下腿を内旋位にしたまま、股関節を屈曲させるように指導しました。股関節がしっかりと臼蓋にはまった状況で正しいフォームでトレーニングすれば再発予防はできると思います。

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