長時間の運転後、肩甲骨と肋骨の間の痛みで腕を挙上保持できなかった事例

長時間の運転後に肩甲骨と肋骨間の痛みで腕を挙上保持できなかった方の事例を報告します。その方は、仕事で釧路に行く用事があり、車で釧路―札幌間を往復されました。その次の日、腕を挙上すると肩甲骨の中が痛い感じがあり、腕を挙上したまま保持することができませんでした。この時点で肩甲骨と肋骨の間の滑液包がいたずらしていると推測しました。最初に肩甲骨内側縁の端から滑液包の端を見つけて大まかに当鍼灸院の売りであるファシアケアをしたところ、だいぶ軽くなったようでした。また、肩甲骨の下角と上角の動きも悪かったため、広背筋と大円筋、広背筋と前鋸筋、僧帽筋と肩甲挙筋、肩甲挙筋と滑液包のファシアケア実施ました。この時点でかなり軽くなったのですが、肩甲骨と肋骨の間の痛みがまだあるとおしゃっていたので、最後の一撃のつもりで肩甲骨と肋骨間にある滑液包を幅広く丁寧にファシアケアしました。その直後、腕を挙上保持しても、肩甲骨の痛みはなくなりました。問題は、なぜこの痛みが生じたのかです。推論ですが、この方は右手1本でハンドルの中央を握って、シートを立てたまま、肩甲骨を長時間シートに押し付けて運転していたことにより、滑液包が圧迫され続け、そのまま張り付いてしまったと思われます。このようなことが、二度と起こらないように本人も運転の仕方を工夫しようと考えられていました。我々のケアも重要ですが、なぜこのようなことが起こったのかを分析し、本人が理解して再発防止に努めることが非常に重要です。

関連記事

PAGE TOP